炭酸カルシウム、αTCPを複合化した4-META/MMA-TBBレジンをラット頭蓋骨に接着し、レジン上面をBMP-2含浸コラーゲンスポンジで被覆したところ、レジン上面を完全に被覆する骨増生が認められ、新生骨と複合化レジンは直接接している部分が多く認められた。また、ビーグル犬歯槽骨頬側に大きな骨欠損を作製し、複合化レジンで充填しBMP-2含浸コラーゲンスポンジで被覆すると、レジンの範囲が広範囲にも関わらず、レジン上面をほぼ被覆する新生骨の形成が認められた。 これにより、複合化レジンとBMP-2を併用することで、骨の欠損形態や大きさによらず、自在に形態を回復することが可能になると考えられた。
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