研究課題
1.前年度、口腔癌細胞株からの癌幹細胞(CSC)マーカーの分離・同定を目的として、各種細胞株をSerum free +EGF/bFGE添加培地にて培養しCSCの比率が増加していることを確認した。そのため各細胞株毎に本法により得られたCSCの回収を行った2.本研究と並行して口腔腫瘍における細胞増殖と分化度の関連性の検索のためCyclooxygenase-2(COX2)とKi-67抗体を用いた免疫染色を行い、COX-2の発現と腫瘍細胞の局所進展度及び細胞分化度との間に相関性が認められることを確認した。本成果は下記ournalにacceptされた。"Odontogenic epithelial proliferation is correlated with COX-2 expression in dentigerous cyst and ameloblastoma" Exp Ther Med. 2016 (In press)3. また本研究に関連する報告として、The 22nd International Conference on Oral and Maxillofacial Surgery (ICOMS) 2015 (Melbourne)において研究連携者が下記演題の通り発表を行った。“Emerging concept of oral cancer metastasis induced from analysis of a cancer metastasis model "本発表では、①本研究に用いられたマウスモデルの特徴と新たな口腔癌転移経路の検出法について、②口腔癌細胞の接種後に転移巣を形成するまでの期間について、及び③癌転移の可視化と各種転移関連遺伝子の発現及びその分子機構との関連について、を中心に報告を行ったが、本研究者も研究サポートを行った
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Experimental and Therapeutic Medicine
巻: In press ページ: In press