不死化エナメル上皮腫細胞株であるAM-1、AM-3におけるHAI-1の安定的ノックダウン(KD)株を樹立しようとしたが結果、失敗に終わった。 エナメル上皮腫臨床検体におけるHAI-1の免疫染色では全症例でHAI-1陽性であった。 また、follicular patternのエナメル上皮腫では腫瘍の中心部でのみHAI-1陽性で腫瘍の間質成分と接する部分ではHAI-1陰性であった。 上記の所見はAM-1、AM-3にHAI-1のsi RNAを導入し一過性にHAI-1をKDすることで細胞増殖能が低下し細胞遊走能が亢進したことと関連があると考えた。
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