次年度の研究費の使用計画 |
変形性顎関節症で顎関節開放手術を施行する症例は少なく、また採取した滑膜の器官培養から回収できる細胞数が少なかったため、十分な解析実験が行えなかったため 顎関節症患者からの滑膜細胞を用いた研究と並行して、株化滑膜細胞に機械的刺激やサイトカインの刺激を与えた炎症モデルを用いた研究を行う。培養から回収した細胞よりmRNAを抽出、逆転を行い、cDNAを合成、リアルタイムPCRシステムにて、PCRを行い、インターカレーター法にてmRNA発現量を定量化、測定する。ターゲットとする遺伝子としては、IL-1, IL-6, IL-23, IL-33, ADAMTS4, ADAMTS5、MMP3, MMP13などを予定している。また、滑膜細胞のcell lysateを抽出し、ELISA, Western blotting分析を行う。ADAMTS4, ADAMTS5, MMP-1,2,3,8,9,13などの抗体を用いる予定である。
|