本研究は、タモギタケから精製した成分の、口の粘膜細胞に対する影響および作用機序を、遺伝子解析により明らかにし、食物摂取時における機能食品としてのタモギタケの口腔への効果を解明することを目的として行った。 タモギタケ由来のエルゴチオンネインがヒトの歯肉の細胞の遺伝子発現に及ぼす影響について、歯肉由来細胞の培養液へ24時間の短期間および1ヶ月の長期間エルゴチオネインを添加することによってその遺伝子変化の解析を行い、データ解析を行ったところ、血液の凝固および傷の治癒に関連する遺伝子グループの発現を上昇させることが明らかとなった。
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