研究課題
若手研究(B)
間葉系幹細胞の骨芽細胞への分化過程における造血幹細胞と作用について検討を行った。間葉系幹細胞のみを移植した実験群および間葉系幹細胞と造血幹細胞継代数ごとに再生した骨量を比較したところ、継代が多いほど再生している骨量が少ないことが判明した。しかし、継代を重ねた間葉系細胞においても、造血幹細胞とともに移植することによって、新生した骨量が回復することが判明した。以上の結果から、造血幹細胞は、間葉系幹細胞に作用することで、間葉系幹細胞の分化能を増強している可能性が示唆された。
矯正・小児系歯学