研究課題
若手研究(B)
永久歯先天欠如は日常臨床で遭遇する機会の多い症例であるが、その中でも第三大臼歯を除く6歯以上の永久歯欠損が確認された場合、遺伝的要因が強く疑われる。現在まで血縁関係のない3家系の遺伝性を疑う多数歯欠損症例を検出し、いずれの発症者も永久歯10歯以上先天欠如を有していた。このような症例では、審美的・機能的障害を伴うため患者のQOL維持を目的とした早期の診断・治療方針の決定が重要である。本研究では原因遺伝子同定を目的とした遺伝子解析に加え、疾患特異的なSNPが存在するか否かの検討も加えた。
医歯薬学