Brain Heart Infusion (BHI)液体培地を用い、37℃の嫌気条件下培で対数増殖期まで養した臨床分離臨床分離Streptococcus mutans(S. mutans)を用いてフローセルシステム内でバイオフィルムを形成させ、齲蝕関連遺伝子gtfBとatpDのmRNA発現量を測定した。pH7.0とpH5.5のBHIでバイオフィルムを形成させ高齲蝕群と低齲蝕群で比較したところ、酸性環境下で両群とも発現量が増加したが、高齲蝕群の増加率のほうが大きかった。S. mutansの酸性環境への適応と齲蝕重症度との関連が示唆された。
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