研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、in vitro、in vivoの両面から歯周組織にメカニカルストレスを加えた際のアデノシンの役割について解析を行った。ヒト歯根膜細胞において伸展刺激下ではアデノシンレセプター(AdoR)の発現変化を認めなかったが、マウス矯正モデルでは牽引側において歯根膜組織におけるアデノシン産生酵素CD73分子の発現が上昇した。一方で、歯牙矯正力によって歯根膜組織が低酸素環境に誘導されること、さらに低酸素環境ではAdoRの発現が制御を受ける可能性が示唆された。
歯周病学