研究課題/領域番号 |
25862100
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
門馬 靖武 東北大学, 大学病院, 助教 (80571538)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 看護の質検証 / ケアリング / 侵襲的な治療・検査 / 看護実践国際分類 / ICNP / 看護行為 / 多面的評価法 |
研究実績の概要 |
意識下で侵襲的な治療や検査を受ける患者の不安や苦痛に対し、看護師が行うべき看護行為は検証されておらず、患者が受ける看護行為の質が担保されていない可能性がある。そのため本研究では、治療や検査場面における看護行為の実態を明らかにし、その看護行為に対する患者および医療者評価との関連を検証し、より適切な看護実践の提言を行うことを目的として実施計画を立案した。具体的な活動実績としては、研究協力者のスーパーバイズを受けながら具体的かつ実現可能性を考慮した研究計画書の作成ならびに修正を引き続き行い、データ収集施設における倫理委員会の申請手続きを進捗させた。また、データ収集の協力を得るために、各病院の看護部に研究計画について説明をし、さらに、研究対象者似たいしデータ収集の協力を得るため同意を得られるよう尽力した。また、プレテストを施行した結果、データ収集方法について修正が必要となることが明らかとなったため、再度研究計画を練り直した。さらに、患者からの協力が難しい処置については、シミュレータを患者とみたてた看護師の対応により、評価を行うことが有用であると考えられた。プレテストでは、既存のデータについて分析を行い、分析方法の信頼性ならびに妥当性について検証を継続しておこなった。データ収集と合わせ、データ分析にもかなりの時間が必要であるため、来年度もデータ収集ならびに分析時間の確保が課題である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画、およびデータ収集など、実現可能性を踏まえた研究活動に専念できた。
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今後の研究の推進方策 |
研究活動場所が異動となったことより、データ収集施設の倫理委員会から審査を受ける。データ収集、データ分析の方法は研究計画書通りで問題ないと思われるため、研究活動に専念する時間の確保を行い、研究を推進させる。
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次年度使用額が生じた理由 |
スーパーバイズを受ける専門領域の先生に研究指導の謝礼として支払う予定であった。しかしながら、今年度はスーパーバイズ会議を開催しなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
今後は、データ収集ならびに分析時において、研究指導ならびに研究協力者への謝礼として予算を活用する。
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備考 |
国民に対し、研究成果ならびに研究方法の情報提供を行い、幅広い意見を拝受するためにホームページの作成を行った。
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