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2013 年度 実施状況報告書

医療者および非医療者に対するCOPD予防教育プログラムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 25862104
研究種目

若手研究(B)

研究機関福井大学

研究代表者

礪波 利圭  福井大学, 医学部, 助教 (10554545)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードCOPD / 予防教育 / 医療者 / 非医療者
研究概要

本研究は、医療者と非医療者に対する慢性閉塞性肺疾患(以下、COPD)の知識の向上のための教育方法の検討に加え、医療者に対してCOPDの予防を支援するための人材育成の教育方法の検討を目的としている。
平成25年度は、今回の研究の基盤となる前回の研究(課題番号:22792139)をInternational Primary Care Respiratory Group学会やヨーロッパ呼吸器学会(ERS)の国際学会で公開し、他の研究者より研究に対しての助言を受け、医療者および非医療者への教育内容を検討することを中心に研究を進めた。これらの国際学会に参加することで、他国のCOPDの現状についての情報収集を行った。その中で大きな問題として取り上げられていたのが、COPD治療に関わる医療費の問題であった。そのことからも、COPDの予防の重要性について実感する機会となった。国内の学会においても認定看護師よりも短い教育期間で呼吸ケアを実施することのできる「呼吸ケア指導士」の育成が行われるようになり、ますますCOPDに対する注目が高くなってきていることがうかがえた。また本研究を進めるにあたり、慢性呼吸器疾患看護認定看護師との意見交換を行ったところ、それぞれの所属施設の活動だけでなく医療と関わる機会が少ない非医療者への積極的な働きかけが必要であるとの助言からも、今後さらに慢性呼吸器疾患看護認定看護師と共に地域の企業や保健師と協働し、COPDの予防についての研修会等の開催が必要であると考えた。
以上のことから、平成26年度は慢性呼吸器疾患看護認定看護師と協力し、医療者を対象としたCOPDの研修等の開催し評価を行っていきたいと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

学会でこれまでの成果を発表することで、教育に精通した他の研究者からの助言等を受け、これからの研究の進め方や教育内容について方向性が定まってきているため。また、COPDについての情報収集が十分に行えたため。

今後の研究の推進方策

今後は、COPD教育に必要な内容を検討した上で実際に医療者および非医療者に対し実施し、さらに内容を選定していきたいと考えている。

次年度の研究費の使用計画

学会発表および参加のための旅費が計画より安価であった。また、慢性呼吸器疾患看護認定看護師との意見交換を行う際の会場費等に費用がかからなかったため。
平成26年度はCOPDの研修会の開催等の会場費や他の研究者との意見交換のために学会参加に予算を充てたいと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Nurses' knowledge about and intention to study COPD

    • 著者名/発表者名
      Rika Tonami, Tomoko Hasegawa, Yoshiko Uehara, Kanae Kitano, Kumiko Asakawa, Yuji Kuwabara, Keiko Ota, Takeshi Ishizaki
    • 学会等名
      3rd IPCRG Scientific Meeting
    • 発表場所
      Uppsala, Sweden
  • [学会発表] Health care workers' knowlege about COPD and health locus of control

    • 著者名/発表者名
      Rika Tonami, Tomoko Hasegawa, Yoshiko Uehara, Kanae Kitano, Kumiko Asakawa, Yuji Kuwabara, Keiko Ota, Takeshi Ishizaki
    • 学会等名
      European Respiratory Society Annual Congress 2013
    • 発表場所
      Barcelona, Spain

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公開日: 2015-05-28  

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