研究課題/領域番号 |
25862106
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
村松 妙子 浜松医科大学, 医学部, 助教 (90402255)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 看護学生 / 看護倫理 |
研究概要 |
この研究の目的は、看護学生の倫理的感受性測定尺度を開発することである。今年度はその基礎的研究として、構成概念の検討と尺度項目の抽出を目的質的研究に取り組んだ。まず、基礎看護学実習IIを終えた看護学科2年生を対象に看護倫理についてどのようなとらえをしているかについて、レポートを質的に分析し、看護者の倫理綱領を参考に分類することで2年生の学生の理解の傾向が明らかとなった。しかし、基礎看護学実習IIは2週間と短く、学生の経験も少ないため、今回得られた結果が看護学生全体に共通するとは言い切れない。そのため、すべての実習が終了した4年生の看護学生へのグループインタビューをおこない、実習でどのような倫理的気づきがあったのか具体的な場面をあげてもらい、その内容を質的に分析した。2年生と4年生の質的分析を通して看護学生の倫理的な気づきに違いがあることが明らかとなった。現在、さらに質的研究の分析を進め尺度項目の抽出・精選を行っている。 25年度は研究成果の一部を日本看護科学学会で示説発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
25年度中に尺度項目の抽出、パイロットスタディの実施を予定していたが、尺度項目の抽出にとどまっている。その理由として、質的研究では基礎看護学実習終了後の学生を対象にしていたが、さらに看護実習をすべて終えた学生に対してもインタビュー調査を実施し尺度項目の抽出検討をしたためである。
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今後の研究の推進方策 |
26年度はパイロットスタディを行いさらに尺度項目の精選・検討を行ったうえ、開発した尺度の信頼性・妥当性の検討を実施する予定である
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次年度の研究費の使用計画 |
当初予定では25年度中にパイロットスタディの実施のための予算を計上していたが、研究の遅れにより予定していたアンケート調査が実施できなかった。そのため、アンケート調査費用として計上していた予算が繰り越しとなった。 前年度行う予定であった、尺度の開発に向けたパイロットスタディおよび、質問紙調査の実施を行う。
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