看護援助の技術習得のための教育支援システム構築に向けた基礎的研究として、小型センサを用いる客観的評価を取り入れた教育的介入の効果を考察した。看護学生を対象とし、患者役の体位変換と車椅子移乗介助を実施した。実施時に小型センサを用いて腰部の前傾角度を計測し、動画を撮影した。教育的介入として研究者は計測した前傾角度をグラフで示し、実施時の動画とともに対象者と確認して腰部負担の少ない動作姿勢の指導を行った。前傾角度の変化では全学生が介入翌日・1ヶ月後で危険角度40°より低値であった。感想では「自己の動作に関する具体的・客観的な理解」等がみられ、小型センサを取り入れた教育的介入は一定の効果が得られた。
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