本研究は、臨地実習における看護学生と患者との間にある心理的距離に影響を及ぼす要因を明らかにし、看護学生が患者と看護援助関係をよりよく築くことができる臨地実習の指導体制を構築することを目的とする。結果、【看護学生としてのステレオタイプ的認知】【自己と患者の同一化】【臨地実習という未知の体験に対する関心】【能動的解釈からくる回避的思考】【能動表出による歪み】【患者の本音と向き合うことへの躊躇】【患者の病気に対する躊躇】【自己の未熟なコミュニケーション能力】【患者から拒絶されることへの恐怖】の9つのカテゴリーが生成された。
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