本研究は、看護職がもつ看護実践を向上させようとする態度や志向性を明らかにすることを目的とし、看護実践プロセス・パフォーマンスの特徴について検討した。研究デザインは、質的帰納的研究である。臨床経験年数が12年以上の10名の看護師を対象とし、半構成的面接法を用いてデータを収集した。その結果、【看護実践基本スキーマ】、【自律への欲求】、【スタッフとの密な連携】、【自分の学習を設計】の4つのカテゴリと22の概念が生成された。また、この調査結果を踏まえて、看護実践のプロセスに意欲的に取り組む行為にはどのような特徴があるのかという分析視点で項目案の内容を検討し、項目案を作成した。
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