過去10年で倍増した男性看護師に焦点をあて、ワークライフバランス(WLB)実現および男性の子育ての関わり推進・育児休業促進を目的に調査した。 望むWLB実現には職場の取組み意識の高まりや私生活の充実、希望に沿った勤務シフトが関連するが、WLBの希望と現実の隔たりは大きいことが明らかになった。また育児休業(育休)取得経験者は育休終了後に休業前と同等の地位・職場に復帰できる環境である者が有意に多く、取得阻害要因として職場の環境や雰囲気、経済的理由、業務の多忙さが関連していた。0~12歳の子を持つ者の子育てに関わる時間は平均2.2時間、育休取得経験者は約8%、取得期間は1か月未満が6割強であった。
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