乳癌術後のリンパ浮腫患者に対し、徒手的リンパドレナージ(MLD)直前直後の真皮・皮下組織構造変化を超音波診断画像解析より明らかにした。 横断観察研究で、15名(30肢)を対象とし国内3施設で調査した。皮膚硬さの主観評価を評定し、MLD直後に柔らかくなった者と変わらなかった者と比較した。真皮の低輝度所見割合(LEP)と皮下組織の不均一度Pixel uniformityが皮膚の柔らかくなった群で統計学的有意に減少を示した。MLD直前直後の微量な変化を超音波診断画像のLEPとPixel uniformityで評価可能であることが示唆された。
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