軽症脳梗塞患者を対象に、退院時、3か月後、1年後の身体活動量と運動習慣ニーズを明らかにした。退院後3か月間は運動意欲があり、身体活動量は維持されたが、1年後に意欲、身体活動量の低下が認められた。運動習慣ニーズは、退院時は情緒的支援ニーズ、3か月後は情報支援ニーズ、1年後は日常的な人的ネットワークのニーズが高かった。 患者に日常生活運動プログラム介入を行い、介入前後のセルフマネジメントとQOLの変化を明らかにした。介入効果として、運動習慣の獲得、食生活の改善などのセルフマネジメントの向上が認められた。軽症脳梗塞患者は介入前もある程度のQOLが保たれているため、介入前後でQOLの変化はなかった。
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