| 研究課題/領域番号 |
25862146
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| 研究機関 | 徳島大学 |
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研究代表者 |
板東 孝枝 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (00437633)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| キーワード | 肺がん / がん手術療法 / Hope |
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| 研究実績の概要 |
平成26年度は，具体的な肺がん患者の希望を支える看護支援モデル開発に向けて，本格的に研究を遂行した．本年度は肺がん手術療法後患者のHopeについて、因子探索的質的記述研究を行う予定であったため，前年度より遂行している肺がん患者のHopeの体験を記述することを目的に，インタビューガイドを用いた半構造化面接を行った．その結果として，合計23名からデータ収集を行うことができ，現在分析をしている段階である．また肺がん手術療法後患者のHopeのレベルと関連する要因に関しては，学会参加や国内外の文献レビュー等により得られた知見をもとに，Hopeに関連する要因の検討を行い，独立変数として症状，支援要因、対処方法、ソーシャルサポートを設定した．それぞれの独立変数の測定方法の決定に時間を要したが，質問紙を作成し，質的研究と並行してデータ収集を行っている状況である．
研究を遂行するにあたり，本研究の対象の設定が肺がん手術療法後患者であるため，研究対象者数が該当する手術件数の影響を受けることから，研究対象者の確保が困難な時期もあったが，現時点で82名の質問紙が回収でき，中間結果を分析中である．今後は効果量を確認しながら質問紙調査を継続し，データ収集終了の時期を見極め，分析の結果得られた知見をもとに，肺がん患者の希望を支える看護支援モデル(案)の開発を行う予定である．
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成26年度に計画していた文献検討や学会等への参加による情報収集により，Hopeに影響を与える要因が設定でき，プログラム開発に向けた質的研究と量的研究が遂行できている。
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| 今後の研究の推進方策 |
肺がん手術療法後患者のHopeとその影響要因を探索するにあたり，データの信頼性を高めるために効果量等から対象者数を設定したが，欠損データや研究遂行期間を考慮し，今後慎重にデータ収集終了時期を見極める必要がある．
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| 次年度使用額が生じた理由 |
1月以降の研究対象者が少なく，質問紙購入を予定していた金額に差額が生じたため．
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| 次年度使用額の使用計画 |
次年度の質問紙調査の費用として使用する予定である．
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