肺がん手術療法後患者のHopeは,「呼吸困難」,「口舌の荒れた感じ」,「胸部の痛み」の3症状と「医療者の症状管理に対する満足度」,「医療者から与えられる情報に対する満足度」,「治療・療養過程における看護師への信頼」の3支援,「課題優先対処」と「気晴らし」の2つの対処で設定したモデルで55%が説明できた.「医療者の症状管理に対する満足度」,「医療者から与えられる情報に対する満足度」,「治療・療養過程における看護師への信頼」の支援から,「Hope」に対する直接的な影響はみられないが,「支援」は,「治療に伴う症状」に負の影響を与えており,「治療に伴う症状」の改善が「Hope」に影響を与えていた.
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