下肢末梢動脈疾患(PAD)は、動脈硬化が進行し下肢に虚血症状が出現する疾患である。糖尿病者ではPADを発症する頻度が高く、下肢切断にいたる患者も多く、PADの予防は重要な課題となっている。 本研究では、糖尿病患者へのフットケアを入り口とした「動脈硬化症による血管障害予防のためのケアモデル」を開発し、その有用性を検討することを目的とした。 作成したフットケアを手がかりとしたケアモデルを実施した結果、自分の身体や足、生活に関心を寄せ、自らが語るきっかけとなり、動脈硬化症の予防につながる可能性が示唆された。
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