研究成果の概要 |
本研究では、便秘症状を有する成人の腸内細菌叢を解析し、好ましい腸内細菌叢の生育環境を検討することを目的とした。便秘症状を有する1名のボランティアより、糞便を6か月間(1-2回/月)採取し、その6か月後、飲水量を1,500-2,000 ml/日とする介入を1週間行い、その間の糞便を採取した。飲水量を増加することにより、腸内細菌叢の構成は、Bifidobacteriaceae、Bacteroidaceae、Streptococcaceae、Lachnospiraceae、Ruminococcaceae、Verrucomicrobiaceaeに変化が見られ、排便回数と量は増加し、便性状も改善した。
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