研究課題/領域番号 |
25862166
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
水谷 郷美 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 助教 (40621727)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 手術室実習 / 手術看護 / 基礎看護教育 / テキストマイニング |
研究概要 |
本研究は、手術室側と教育側の期待する手術室実習内容を反映させた手術看護実習プログラムを構築するための基礎的研究として、手術室側が期待する実習プログラムのモデル作成を目的としている。 初年度にあたる平成25年度は、まず先行研究の概観をしたが、日本において手術看護教育について文献レビューを行った文献が見当たらなかったため、はじめに国外における手術看護教育についてのレビューを行った。文献レビューには、NTT数理システム社のText Mining Studioを分析に使用したため、EBSCO Hostで検索された手術看護教育に関する1469件の文献を全て分析対象にでき、広く概観することが可能となった。レビューの結果、手術看護の専門性が衰退していると言われている中でも、高い専門的知識を持った看護師が最新の術式や世界的な指針を反映し、エビデンスに基づいた手術看護実践やその教育を求めて研究や執筆を行っている状況が明らかになった。また、看護基礎教育カリキュラムの中に手術室実習が含まれない国もあるが、将来、手術看護師になる可能性を持つ看護学生のためにも、基礎看護教育における手術看護教育は、エビデンスに基づいた教育であり続ける必要がある。そのためには、現状の評価や把握だけではなく、臨床現場の声を反映させた手術看護教育カリキュラムや手術室実習プログラムを目指した研究を進めていくことの課題となる。さらに、国内文献についても文献レビューの分析を行っている段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定より教育に関する業務が増加したことに加え、先行研究の概観に時間が要しており、平成25年度の予定であった所属機関での倫理審査を受けられていない状況である。しかし国内だけではなく、国外の手術看護教育分野における文献の多くを網羅した文献レビューを行うことができ、本研究の意義を深めることが可能となった。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、倫理審査の了承を受けたのち、10名の手術看護認定看護師にインタビュー調査を行い、テキストマイニングを用いた分析により語りを質的および量的に分析する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度において、倫理審査を受けることができず調査が開始できなかったため、調査のために使用予定であったノートパソコンの購入を遅らせたため、次年度使用額が生じた。 平成26年度は調査が開始となるため、ノートパソコンを購入する予定である。また分析に使用するテキストマイニングソフトの継続使用料が必要となる。さらに、調査と研究協力者との打ち合わせのために交通費や謝礼を申請する予定である。
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