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2013 年度 実施状況報告書

子育て世代にあるがん患者とその家族に向けた支援体制構築に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 25862169
研究種目

若手研究(B)

研究機関東京医療保健大学

研究代表者

竹内 博美  東京医療保健大学, 医療保健学部, 助手 (30638755)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードがん / 壮年期 / 家族 / 子ども
研究概要

初年度は、本研究領域周辺の文献検討と、働き盛り・子育て世代のがん患者とその家族が利用する支援環境についての調査を行なった。文献検討では、本研究対象が生きていく上での特定他者の存在やその他者との関係性についての先行研究以上の新たな知見はなく、本研究において、この領域の研究を一層拡大していく必要があると改めて明らかとなった。また、対象が活用している支援環境については、実際にその場に参加する者へのインタビューから、働き盛り・子育て世代特有の生活時間/生活環境を中心に他の世代とは異なる場や時間、その支援体制との関わり方への要望等が複雑且つ詳細にあることが分かり、本対象への支援体制の確立には、様々なケースに応じた多様性のある支援作り当、様々な考慮が必要であることが示唆された。
現在、当結果と先行研究結果をもとに作成したインタビューガイドを踏まえ、倫理審査委員会への提出準備中である。また、研究協力機関のリクルートについては、先行研究時の協力機関や今回視察調査した支援機関において、研究協力の了承を予め事前了承を頂いた。今後は、倫理審査結果後、リクルートを進め、対象へのインタビューを実施する予定である。本研究の対象は、対象のリクルートが非常に困難であるため、倫理的配慮を充分に行いつつ実施し、必要に応じて更なる研究協力機関のリクルートを随時行なっていく。
平成26年3月11日~平成27年4月7日、産前産後休暇・育児休暇予定に伴い研究中断中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度における25年度の達成状況としては、計画時と比較し遅れている状況にあり、初年度の計画の約7割の達成度である。理由としては、研究者の体調(産前)がある。しかし、当初の計画時に、本研究の対象や内容を考慮し余裕をもって計画していた為、残り2年間に分散させ実施していく。具体的には、次年度に初年度の未達成箇所を加え、最終年度は研究結果の分析を追加し評価・報告準備と変更していく。

今後の研究の推進方策

次年度以降は初年度の遅れを補い、倫理審査承認後、対象者へのインタビューならびに分析を実施していく。対象者のリクルートやインタビュー時においては、対象が未成年の子どもをもつ働き盛り・子育て世代にあるがん患者の家族であるため、実施計画に則り倫理的配慮を充分に行ないながら進めていくことが課題である。また、事前に研究協力機関の医療者による協力体制も図っていく。次年度は、対象者のリクルート状況によって研究達成度が変化してくることは予想されるため、先を予測し計画的に研究を進行していく。

次年度の研究費の使用計画

初年度の研究実施状況の達成がやや遅れており、初年度の未達成部分を次年度に実施するため。
費用の使用内容については、当初の計画通りの内容にて使用する。

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公開日: 2015-05-28  

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