本研究は、循環器疾患患者のリハビリテーションとして、日常生活の中で「何時でも何処でも」容易に出来る軽微な運動、つまり「握力運動」が、在宅療養における運動療法として効果があることを実証することを目的として計画した。2施設において研究参加者を募り合計58名を登録した。握力運動を継続し、現在6か月に到達した参加者は28人であり解析するには不十分な人数に留まっている。今後順次6か月に到達するとともに、現在も新規登録者を随時登録し研究を継続している。今回は、本研究登録患者に加えて、これまでの研究継続データを用いて、日常生活活動量と睡眠時の自律神経活動において有益な示唆が得られたことを報告する。今後、英文論文として投稿する予定である。
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