本研究は、婦人科がん術後続発性リンパ浮腫の初期徴候の早期発見と初期徴候への早期対処を促進する介入方法の開発することを目的とした。 研究1では、病棟看護師および外来看護師の連携の実際を調査した結果、6割で連携がみられた。連携の実際は、カルテによる情報共有が主であり、共通した指導媒体がないなどケア体制の不十分さが明らかとなった。 研究2では、試案した介入を実施した。その結果、日常生活や治療などリンパ浮腫以外の事柄への関心が高いものの、初期徴候の早期発見と早期対処の必要性を意識してもらえる可能性が示唆された。今後は、これらの結果をもとに開発した介入を実施し、効果の検証する予定である。
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