造血幹細胞移植患者に対し、移植前(前処置前)と移植時に身体活動量計を用いて日中の歩数や活動量を評価した。同種造血幹細胞移植を受けた69患者(男:42名、女:27名)を対象とした。患者には身体活動量計を毎日装着してもらい、1日当たりの歩数や活動量を算出した。活動量は1-2Metsの活動、2-3Metsの活動そして3Mets以上の活動の3つに区分し、それぞれの1日当たりの活動時間を求めた。身体活動量計を装着できていた50人において、1日当たりの歩数、1-2Mets、2-3Mets、3Mets以上の活動時間は移植前に比べ、移植時はそれぞれ有意に低下していた(P<0.01)。
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