研究課題/領域番号 |
25862187
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山口 琴美 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40432314)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 妊婦 / QOL / 皮膚 / 妊娠線 / 看護学 / 周産期医学 |
研究概要 |
【研究目的】①妊娠線の発生と進展機序の解明、②皮膚状態の解明を行い、最終的に妊娠線評価基準の作成を行うことを目的としている。 【研究実施内容】現在、妊娠線が出現する前の時期と推察される妊娠16週0日から19週6日の妊婦を対象に三重県にある3つの産科クリニックへ妊婦健康診査や母親学級に来院したに妊婦に対し、妊娠線の出現有無の確認と妊娠線の予防方法、原因、治療方法等について質問紙調査を実施している。質問紙の内容は、既存の研究を基に研究代表者が作成したものである。平成26年3月末に質問紙調査の配布が終了した。267部配布し、現時点では215名から回答を得られている。平成26年4月末までに配布した質問紙の回収が終了する予定である。協力の得られた妊婦には、妊娠36週から分娩に至るまでの期間に2回目の質問紙調査を実施する。質問内容は、妊娠線の出現の有無や、妊娠線予防対策内容などを含み、妊娠線の予防方法や、原因、治療方法名等についての認識を1回目調査と同様に実施する。平成26年9月末までに2回目の質問紙調査が終了予定である。現在1回目の回収された質問紙調査の結果を適宜まとめている段階である。妊娠19週6日までに妊娠線が出現している妊婦は1名であり、ほとんどの妊婦で妊娠線出現が認められないことが明らかとなった。今後は、2回目の調査と共に調査票結果を基に、妊娠線評価基準の作成に向け研究を遂行していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
対象妊婦のリクルートを3つの産科クリニックで実施しているが、算出した予定の対象妊婦よりも少なく、リクルート期間が予定よりも長くかかってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
2回目の調査票が回収されるまでにおおよその結果を想定し、次の段階の目的である妊娠線の皮膚状態の解明への研究実施の遂行していく。
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次年度の研究費の使用計画 |
第1段階の調査が予定より遅れたため、妊娠線の皮膚状態を測定する機器の購入が次年度の予定となったため。 次年度に研究実施を遂行するため、予算の繰り越しをすることで問題はない。
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