分娩期における酸化ストレス度と抗酸化力の推移を解明することと、その高低に関わる影響因子を明らかすることを目的とし、妊娠後期の女性を分娩終了時まで縦断的に追って、酸化ストレス度と抗酸化力の測定と生活習慣に関する質問紙調査を実施した。その結果、分娩期での酸化ストレス度は妊娠期よりも高くなり、抗酸化力は低くなるという結果が得られた。また、妊娠期と分娩期の酸化ストレス度には正の相関が認められた。酸化ストレス度を低く保つ要因としては、非妊時BMIが肥満にならないような体重管理が重要であることを示唆された。
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