研究課題/領域番号 |
25862198
|
研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
鬼頭 泰子 佛教大学, 保健医療技術学部, 講師 (70433232)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 家族看護 / 親の病気 / 子ども / がん |
研究実績の概要 |
親ががんと診断された時、子どもに焦点をあてた支援は、現在まであまり注目されてこなかった。一方、養育の大部分を担う親にとっても、“子どものこと”は最も大きな不安要因の1つである。そこで本研究では、親ががんに罹患した子どもを対象に、当該子どもへの看護支援に焦点をあて、病院における看護実態を調査し、看護師に必要なケアを明らかにすることである。2013年度に 親ががんに罹患した場合、看護師は子どもにはどのように関わっているかについて、インタビュー調査(一般病棟看護師、専門看護師各10名程度)をおこなった。その後インタビュー内容の分析、必要な看護ケアの抽出を行う作業を研究協力者のスーパーバイズの下、分析を行っている。次年度は分析の方向性を研究者間で再検討し、現在分析及び内容を論文に執筆する段階である。また論文作成において、今年度は研究課題に関する先行文献が少ないため、過去(2011年)に質問紙調査を行ったデータをまず論文としてまとめ、つるま会保健学会で発表した。(鬼頭泰子、古株ひろみ、川端智子、田淵紀子:親が予後不良の病気である場合の子どもへの告知について~未成年の大学生における認識調査~.金沢大学つるま保健学会誌第39巻1号.119-124.2015)
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究データの収集までは順調に経過したが、分析に関して、自分が目的とするカテゴライズが生成できなかったので、分析の仕方等を再検討するのに時間を要した。 また、大学における業務として、研究業務外(学生の教育指導等)や、私的業務(子どもの学校役員等)もあり、研究に十分な時間を確保することができなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
・研究の時間を確保する。 ・スーパ-バイザ-の助言を多く受け、的確に分析を進めていく。 ・論文としてまとめる
|
次年度使用額が生じた理由 |
昨年度は研究分析が上手くいかず、予定していたところまで進むことができなかったので、研究費を使用できなかった。
|
次年度使用額の使用計画 |
・スーパーバイザーの田淵教授、島田教授(金沢大学)とデータ分析,論文執筆打ち合わせを行うための旅費 ・論文を作成するための翻訳ソフト、プリンター ・論文投稿料
|