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2013 年度 実施状況報告書

幼児の事故に対する父親と母親の認識と予防教育プログラム構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25862209
研究種目

若手研究(B)

研究機関横浜創英大学

研究代表者

山下 麻実  横浜創英大学, 看護学部, 助教 (40515863)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード子どもの事故 / 父親の認識 / 母親の認識 / 事故防止 / 安全教育
研究概要

子どもの不慮の事故は未だ幼児の死因の第一位であり、その割合は3割を超える。これは小児保健上の重大な課題である。近年、女性の社会進出が進み、子育ては母親だけでなく、父親も参加するようになってきた。一方で、家庭教育力の低下や家庭環境の変化も指摘されており、家庭における事故に対する認識や事故防止策が十分でないと推察する。
そこで本研究は、子どもをもつ父親と母親、また保育の専門家である保育士や幼稚園教諭の事故に対する認識と事故予防を明らかにし、事故の安全教育のプログラム構築することである。
25年度はわが国における幼児の事故の実態、また事故の原因となる父親や母親の育児の実際(時間、内容、方法、家庭環境)等に関する文献を利用しながら、研究の動向を把握および検討した。その結果、研究対象はほとんどが母親であり、調査内容は子どもの事故の実態や安全教育であった。父親に対する子どもの事故や安全教育などに関する研究はほとんどみられなかった。
近年「イクメン」という言葉が定着し、父親が育児休暇を取得するなど、父親による育児が注目されている一方で、父親の子どもの事故に関する研究が少ない。今後は父親の子どもの事故に対する認識や予防策など明らかにすることが急務であることが明らかになった。
26年度はこの検討結果を活用し、質問紙を作成、倫理審査を受けた後、子どもをもつ父親と母親および保育の専門家である保育士および幼稚園教諭を対象に、子どもの事故および事故予防・安全教育に関する調査を実施していく。
また、今年度の成果の一部をThe 8th ICN INP/APNN Conference, Helsink,Finland にて発表予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究初年度における25年度は、文献検討において我が国の子どもの事故に関する研究動向を把握することができた。得られた結果を受けて、今後の方向性が明確になった。

今後の研究の推進方策

今後はこの検討の結果を活用し、質問紙を作成、倫理委員会における研究実施の承認を得ることが必要になる。その後、保育の専門家である保育士・幼稚園教諭と乳幼児期の子どもをもつ父親・母親に対して子どもの事故と安全教育に関する調査を実施していく予定である。

次年度の研究費の使用計画

繰り越し額が多くなった理由として①統計ソフトが安価で購入できたこと②25年度は文献によるデータ収集が多く、成果を学会などで発表するに至らなかったこと この2点が主な理由と考えられる。
26年度は国内・海外での研究成果の発表が確定しているため、それらの旅費に充てるよう考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Review of literature on children’s home accidents in Japan2014

    • 著者名/発表者名
      ASAMI YAMSHITA
    • 学会等名
      The 8th ICN INP/APNN Conference
    • 発表場所
      Helsink,Finland
    • 年月日
      20140818-20140820
  • [学会発表] 家庭における乳幼児の事故に関する研究の動向2014

    • 著者名/発表者名
      ASAMI YAMSHITA
    • 学会等名
      日本小児看護学学会 学術集会
    • 発表場所
      東京,日本
    • 年月日
      20140720-20140721

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公開日: 2015-05-28  

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