幼児を養育する父親と母親の子どもの不慮の事故に関する実態を明らかにし、今後の予防教育について検討を行った。 その結果、不慮の事故が子どもの死因の第1位であることの認識は父親の方が低く、父親と母親では実行している子どもの事故に対する予防行動も異なっていた。また、生活環境や育児用品の変遷により、親が遭遇した事故の発生原因も変化し、親は事故に関する情報の発信をインターネットから望んでいた。今後、親に向けた子どもの事故に関する予防教育として、父親と母親の役割を考慮し、ICT(Information and Communication Technology)を活用することの有効性が示唆された。
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