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2013 年度 実施状況報告書

男性因子不妊にて生殖補助医療を受ける夫の治療への意思決定過程

研究課題

研究課題/領域番号 25862211
研究種目

若手研究(B)

研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

山口 典子  新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (90465469)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード男性不妊 / 生殖補助医療 / 意思決定 / 不妊治療
研究概要

本研究では、男性因子不妊にて生殖補助医療を受ける夫の治療へ意思決定過程を明らかにし、その特徴と具体的支援を探究することを目的とした。科研の申請通り、研究予定期間は平成25年~26年の2年間とし、1年目の計画は男性因子不妊と診断され、初めて生殖補助医療(Assisuted reproductive technology:ART)にトライアルする方に調査依頼をし、インタビューを行う計画のもと調査を行った。東北地方にある2か所のクリニックおよび甲信越地方のクリニック1か所、計3施設において施設長からの研究協力承諾を受理、また研究協力者として同じく3名の医師を東北大学大学院に登録を行い、研究開始を開始した。3施設すべてにおいて、看護責任者、事務職員等への研究説明を行い、患者選定の基準等の共通理解を図り、調査対象となりうる方への調査依頼方法について統一を行った。無精子症(非閉塞性無精子症・閉塞性無精子症)にて、局所麻酔や腰椎麻酔下に精巣上体から精子を回収する顕微鏡下精巣内精子採取術(microdisection- testicular sperm extraction;MD-TESE)や精巣内精子回収法TESE(testicular sperm extraction; TESE)を予定された男性因子不妊患者、および乏精子症の男性因子不妊患者で、両者とも後に顕微授精(Intracytoplasmic Sperm Injection; ICSI)を受けるための治療を開始している男性で、対象除外基準に触れない方30名に依頼を行い、合計13名の男性因子不妊患者からのインタビュー調査を完了した。本研究は質的研究であり、インタビューと分析を同時進行で行う研究スタイルであるため、生殖補助医療に関してのスペシャリストとともに随時分析会を行い、スーパーバイズを受けながら分析も同時進行で進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究協力予定施設からの研究協力体制が得られたことにより、臨床側のスタッフとの連携がとれ、予定症例数にほぼ到達していることが考えられる。研究協力施設は遠方にあり、本来の大学教員としての業務とのバランスが難しいところもあったが、協力施設のスタッフとの事前準備、当日の対象者者への対応等、、各施設毎に手順表を作成し、ほぼ問題なく遂行しており、初年度の目標であるデータ収集が順調に行われている。また、データ収集を行っているのと同時に、データの分析も開始している。分析している中で見出された内容について、学会のシンポジストとして概要の公表も行っている。分析会への研究者の参加者も多く、スペシャリストよりスーパーバイズを受けながら、ほぼ順調に遂行していることから、おおむね順調に進展していると考える。

今後の研究の推進方策

現在、データ収集を行っているのと同時に、データの分析も開始している。スペシャリストよりスーパーバイズを受けながら分析を行っているが、予定通り分析を終了する予定である。

次年度の研究費の使用計画

利息分が付与されたものである。
次年度使用予定の学会発表準備や投稿のための費用に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 生殖補助医療(ART)における男性ケア~男性因子不妊の方へのアプローチを考える~2013

    • 著者名/発表者名
      山口典子
    • 学会等名
      第15回日本母性看護学会学術集会
    • 発表場所
      東北大学川内北キャンパス
    • 年月日
      20130706-20130707
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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