本研究においては、心の状態に何らかの課題を持つ子ども、コミュニケーション等に課題を持つ子どもを対象にして、乗馬プログラムを提供し、参加する子どもの課題への取り組みや影響についてまとめるとともに、その場を支える看護職者及び医療・福祉職者の役割について検討することを目的とした。乗馬プログラムを定期的に実施し、参加している子どもの乗馬の様子について評価シートを作成し評価し、子どもの個別の変化をとらえた。 乗馬プログラムを支援する看護・福祉専門職スタッフには面接を実施した。スタッフのそれぞれの子どものその場の状況による繊細な対応が子どもの挑戦につながることについて示唆が得られた。
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