研究成果の概要 |
本研究では精神障がい者の園芸・農作業を通して育まれた就労に関するエンパワメントを明らかにし,農福“医”連携モデルの作成に向け支援者の効果的な関わりを検討した。『①自己効力感が高められること』『②将来起こりうることが予期できること』等の3点が就労に向かうために必要な核であり,『(a)自分のできる部分・できない部分を認める』『(b)疾患に対する自分なりの対処行動を習得する』等の5点が就労を継続するために必要な核であった。就労に向かう前段階の支援、農業分野で就労継続するための支援、疾病管理の支援等において8点の核を意識した関わりが必要である。そして農福“医”モデルの構築をさらに進めていく必要がある。
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