研究課題/領域番号 |
25862244
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 要介護高齢者 / 排尿障害 / 家族介護者 / elderly / incontinence |
研究実績の概要 |
平成26年度は平成25年度から引き続き、要介護高齢者の排尿障害に関する国内外の文献検討を行い、排尿障害タイプの推定方法の再検討とプレテストを行ったうえで、入院中の要介護高齢者を対象とした排尿障害タイプの推定のためのデータ収集、要介護高齢者および家族介護者への退院後の面接と分析をする計画のもと、以下を実施した。 1.排尿障害タイプの推定方法の再検討:文献検索を継続して行い、国内外の文献を収集し文献検討を行った。 2.排尿障害タイプ推定方法の協議・再検討:研究協力病棟の職員および高齢者の排尿障害に精通する研究者と共に、文献検討を基に修正した排尿障害タイプの推定方法について、再検討を行った。研究協力病棟における高齢者の特性に合わせ、実際に適用する際に使用しやすいよう修正を重ね、排尿障害タイプの推定方法を決定した。 3.作成した排尿障害タイプの推定方法のプレテスト:研究協力病棟にて排尿障害タイプの推定方法のプレテストを実施する予定であったが、実施前の説明会や勉強会の開催時期の調整が必要であったため、現在プレテストの実施までには至っていない。またプレテスト後に実施予定であった入院中の要介護高齢者を対象としたデータ収集、退院後の面接の実施までには至っていない。 平成27年度は、研究協力病棟が新たに増え、複数の病棟で実施できることになったため、今後は各病棟においてそれぞれの病棟における対象高齢者の特徴に合わせた説明会を企画し、開催時期や研究データ収集時期の調整を行うことを計画している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究協力病棟にて排尿障害タイプの推定方法のプレテストを実施する予定であったが、実施前の説明会や勉強会の開催時期の調整が必要であったため、現在プレテストの実施までには至っていない。またプレテスト後に実施予定であった入院中の要介護高齢者を対象としたデータ収集、退院後の面接の実施までには至っていないため、やや遅れているとした。
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今後の研究の推進方策 |
研究協力病棟毎にプレテスト実施前の説明会や勉強会の開催時期の調整をし、プレテスト後に実施予定であった入院中の要介護高齢者を対象としたデータ収集、退院後の面接の実施を平成27年度計画として実施していく。また、研究協力病棟が新たに増え、複数の病棟で実施できることになったため、今後は各病棟においてそれぞれの病棟における対象高齢者の特徴に合わせた説明会を企画し、開催時期の調整や研究時期の調整を行うことを計画している。またデータ収集時期が重複しても対応できるよう、必要機器の購入を計画している。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年度計画していたプレテスト実施前の説明会や勉強会は、開催時期の調整が必要であり実施に至らず、またプレテスト後に実施予定であった入院中の要介護高齢者を対象としたデータ収集、退院後の面接の実施も実施できなかったため、次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
平成26年度計画していたプレテスト実施前の説明会や勉強会、データ収集や面接に必要な費用はそのまま平成27年度へ移行する。また、研究協力病棟が複数となりデータ収集の時期が重複しても研究を円滑に遂行できるようにするため、データ保存用媒体、残尿測定用長時間尿動態データレコーダ、説明会とそのポスター作成、研究データ記載のための文具、印刷用プリンタおよびその消耗品、複数のデータをとりまとめ分析するためのパソコン購入のための使用を計画している。
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