研究課題/領域番号 |
25862245
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
関谷 真美 慶應義塾大学, 看護学部, 助教 (70644946)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 知的障害 / 看護師 / 連携 |
研究実績の概要 |
本研究は、知的障害者の医療的ケアを支えていると考えられる看護師が、実際に行っている医療的ケアの現状やかかわりを明らかにすること、また知的障害者にかかわる看護師の地域連携について明らかにすることを目的とした研究である。 まず平成25年度から平成26年度にかけて、病院、障害者福祉サービス事業所、訪問看護ステーションに勤めている看護師に対して、知的障害のある方とかかわった経験や地域連携についてインタビュー調査を行った。この結果をもとに平成26年度後半には、知的障害者のある方が住み慣れた自宅やグループホームで生活を続けていくために看護師が行う支援の実態と課題に関するアンケートを作成した。このアンケートを実施し、看護師が知的障害のある方へ身近な健康管理や自宅療養を支えるためのケアをどのように行っているか、また看護師が地域にある他機関とどのように連携しているかについて調査し検討していくことは、今後、知的障害のある方の自立支援や地域で健康に生活するために役立つと考えられる。アンケートは、A県内の訪問看護ステーション466か所と障害福祉サービス事業所(生活介護)453か所で働く看護師に郵送し、調査を行っている。現在は、このアンケートの回収及び集計中であり、今後、分析を進めていく予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
インタビューの実施、アンケートの作成に時間を要したたため、アンケート調査の実施時期が当初の計画よりやや遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
アンケートの回収が終了次第、今後は集計、分析を進めていく予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
当初の計画よりも、アンケート調査にかかる費用が安価であったため。
|
次年度使用額の使用計画 |
アンケートの集計等に時間を要するため、その人件費もしくは業者に依頼するデータ入力費用等として使用したい。
|