生活習慣病予防に関する保健指導は,参加者の家族にも健康的な影響を与えているのかを把握し,家族への波及を意図した保健指導プログラム開発の可能性を検討した.現行の特定保健指導で,家族の約3割が健康に関するよい変化を認識していた.家族は参加者から【健康づくりに関する学習機会の増加】【生活スタイルの変更】【健康づくりに取り組む機会の増加】という健康への影響を受けて,【健康に関する知識や関心の増加】【セルフケア行動の改善】【健康状態の改善】という健康に関するよい変化をしていた.現在は上記の結果を踏まえ,家族への波及を意図した保健指導プログラムを開発中である.
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