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2015 年度 実績報告書

ツインリサーチに参加する双生児およびその家族のゲノムリテラシー

研究課題

研究課題/領域番号 25862257
研究機関大阪市立大学

研究代表者

林 知里  大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50454666)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードゲノムリテラシー / 双生児 / 家族
研究実績の概要

①「ゲノム/遺伝子」に関する情報が、一般市民にどのような文脈で提供されているのかを分析するため、全国紙であるA紙のデータベースを用い、1986年1月1日から2015年7月31日までに記事化された「ゲノム/遺伝子」の両方が含まれる記事(全1250記事)を抽出して記事コーパスを作成し、テキストマイニングを実施した。②双生児とその家族のゲノムリテラシー(ゲノムに関する情報を正しく理解し活用する能力)についてインタビュー調査を実施した。③②をもとにアンケートを作成し、郵送調査(プレ調査)を実施した。

①テキストデータの分析には、R3.0.3及びSPSSテキストマイニングを用いた。まず、RパッケージのRMeCabを用い、頻度分析および共起語分析を行なった(石田・小林 2013)。次に、作成した複数の記事コーパスの類似性を明らかにするためにクラスター分析を実施した。最後に、「ゲノム/遺伝子」と共起する語の関係性を可視化するため、Rパーケージigraphを用いてネットワーク分析を実施した。最終的なネットワーク図に関しては、図の編集が容易なCytoscapeを用いて作成した。②双生児およびその家族、計20名にインタビュー調査を実施し、データを逐語録におこして分析した。結果、父親および兄弟は、自らの遺伝観を他の家族や他者と共有する経験が少なく、ある種「独特な」遺伝観を有していた。一方、母親は、多胎サークルに参加する機会などを通して、自分と他者の遺伝観を共有していた。ふたご当事者および家族からは、「ふたごの遺伝」に関する多くのデータが得られた。また、第4回国際双生児レジストリネットワーク会議に参加し(16か国以上から50名以上の研究者が参加)、情報交換を行った。③②のインタビュー調査の結果を受けて実施したアンケート調査については、プレ調査として、双子の母親60名に郵送し40名から返答を得た。現在、詳細な分析を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 双生児とその家族のゲノムリテラシー ~双生児とその家族の当事者研究~2016

    • 著者名/発表者名
      林知里
    • 学会等名
      日本公衆衛生学会自由集会 「第25回 多胎児を産み育てる家庭への保健サービスのあり方を考える集会」
    • 発表場所
      グランフロント大阪(大阪府大阪市)
    • 年月日
      2016-10-26 – 2016-10-27
    • 招待講演

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公開日: 2017-01-06  

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