CARE(Child-Adult Relationship Enhancement)は、親子関係をよりよくし、幼児との絆を深める心理介入プログラムである。 本研究は、幼児(2-6歳)の問題行動が減少することと母親の精神状態を改善することを目指した地域保健分野におけるCAREプログラムの効果を検討することを目的とした。 その結果、CAREプログラムは、3.5時間という短い1回の介入であるが、子どもの行動や母親の精神状態・認識・行動を改善できることが示唆された。さらに、フォローアップの1.5時間の介入で、CAREプログラムで改善した子どもの行動や母親の精神状態・認識・行動を維持できることも示された。
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