時間の経過とともに介護を行う状況が健康面にどのような影響を与え、変化していくのかを介護をしていない非介護者を対照群とした分析を行い検討した。主観的健康感についてSF-8のスコア-を用いて分析した結果、身体的サマリースコアで、介護者は非介護者に比べて有意にスコアが低下するという結果が示された。一方、精神的サマリースコア―に有意な変化は認められなかった。 また、介護現場における家族介護者への対応状況と課題に関する基礎的調査を行った結果、提供サービス事業者により現場スタッフの家族介護者への関わりと職務内容の考え方や現状の支援体制の捉え方・介護の社会化の考え方についても差が見られた。
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