研究課題/領域番号 |
25862271
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 日本赤十字広島看護大学 |
研究代表者 |
林 真二 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教 (50635373)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 介護予防 / 訪問型 / 複合プログラム |
研究概要 |
訪問型介護予防事業における複合プログラムの作成と実施・評価を行うことを本研究の目的とし,今年度は呉市の協力を得て,対象者の選定と評価表の作成,プログラム内容を検討,訪問指導の看護職の養成を行った。 (1)訪問型介護予防事業の対象者は,生活機能低下のある二次予防事業の対象者で,市のスクリーニング調査より,閉じこもりに該当した91名が抽出された。スクリーニングの判定で認知症の該当者は対象者より除外した。 (2)プログラムの内容については,訪問先で実施可能な運動プログラムを中心に栄養,口腔プログラム等の内容について検討した。現在通所事業で実施している関係機関の講師より,保健師への技術指導を行った。 (3)対象者の介護予防事業実施前後で効果を測るため,運動機能,栄養改善,口腔機能等に区分した評価指標を参考に作成した。評価表の作成にあたり,県版の評価表や生活機能状態をみる既存の評価表を参考に,閉じこもり傾向や自己効力感の状況がみれるようにした。 (4)訪問指導の実施にあたり,看護師の養成を行い,介護予防に関する研修を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
複合プログラム内容の作成にあたり,運動,栄養,口腔の多岐にわたる内容作成のため,関係機関への調整等含め時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
複合プログラムの栄養や口腔に関するプログラム作成を進めるとともに,訪問を実施する保健師への研修を通し,技術向上を図る。 抽出された対象者へは,実態把握を行うため,訪問による生活機能の事前評価を実施する。 26年度後期より,訪問型の複合プログラムによる介護予防の実施と効果判定を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度は,複合プログラムの内容作成において,運動プログラムの検討のみで,栄養や口腔に関するプログラム作成にかかる費用,訪問を行う看護職への研修にかかる講師の謝金や旅費が十分に使用されなかったため,次年度分の使用額を生じた。 複合プログラムの栄養・口腔等に関するプログラムの検討と訪問を行う看護職への研修を26年度に実施する。
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