通所型への参加が困難な地域在住の閉じこもり高齢者26人に対して,運動器・口腔機能向上,栄養改善,閉じこもり予防の組み合わせによる訪問型介護予防複合プログラムを2週間ごとに4回実施し,訪問した翌週は電話で自主訓練の確認及び相談を4回実施した。実施前後の運動器機能では,開眼片足立ち,立ち上がり,足指筋力,口腔機能の反復唾液嚥下テスト,オーラルディアドコキネシス,心理社会側面では外出に対する自己効力感,精神健康状態,主観的健康感,外出頻度の改善がみられた。介入終了の6ヵ月後は,実施直後に比べ生活機能低下がみられたため,終了後の継続支援について検討が必要である。
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