この研究の目的は、冗長性を有するアクティブ除振装置を連続的に稼動しながら必要に応じてアクチュエータの数を増減する能力つまりスケーラビリティを獲得し、自動的に各アクチュエータに対して最適に負荷を分散する方法を構築することである。これにより劣化したアクチュエータを交換しながら連続的に運用したり、除振台が支持する負荷に合わせて数を増減することが可能となる。最適出力分配法を改良することで、アクチュエータ数を滑らかに増減することを可能とする、より一般的な動的最適出力分配法を構築し、スケーラビリティの獲得を実現する方法を示した。
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