研究課題
若手研究(B)
理想主義者とされてきたL・ウルフと、現実主義の外交論者とされてきたH・ニコルソンについて、文化史上における両者の近さを手掛かりに、その文化論と政治論のつながりを比較検討した。特に大戦間期の諸著作を中心に、各々の未公刊史料(英サセックス大学、米プリンストン大学、米イェール大学)も併せて収集検討した。そこから、双方とも、文化論と政治論のあいだで一定のつながりがあったことを明らかにし、その学説史上の意味について示唆を与えた。
国際関係論