研究課題
若手研究(B)
これまでの研究成果から、mTOR阻害薬ラパマイシンが、脊髄損傷における運動障害・知覚障害を有意に改善することが分かった。さらに、脊髄内の損傷中心部においてマイクログリア活性を抑制して、炎症性サイトカインの発現を減少させることも明らかになった。これらの結果は、脊髄損傷に対するmTOR阻害薬ラパマイシンの投与がもたらす、脊髄障害の改善ための治療効果を裏付ける重要な知見になると考えられる。これらの研究成果は関連する国内および海外の学会で発表し、現在、国際的な科学雑誌にも論文投稿済みである。
脊髄損傷