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2015 年度 研究成果報告書

土壌有機物の分解・無機化がセシウム137可給性に与える影響評価

研究課題

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研究課題/領域番号 25870049
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
放射線・化学物質影響科学
研究機関東北大学

研究代表者

新井 宏受  東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20642078)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード放射性セシウム / 土壌有機物 / 分解・無機化
研究成果の概要

植物の利用できる形態を有するセシウム137(可給態)量の変動に、土壌有機物の分解・無機化が与える影響を明らかにする事を目的として、土壌の実験室培養及び逐次抽出法を適用した。培養期間内で、土壌有機物吸着態セシウム137量の減少と可給性の高い水抽出可能セシウム137量の増加が確認された。一方で、土地利用の違いに起因する土壌有機物の質の違いが、水抽出可能セシウム137現存量及び生成量を制御する事が示唆された。以上の結果から、土壌有機物の分解・無機化によりセシウム137の可給性が変化し、将来的な植物―土壌間でのセシウム137動態には、土壌有機物の質を考慮に入れる必要があると考えられた。

自由記述の分野

生物地球化学

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公開日: 2017-05-10  

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