研究課題
若手研究(B)
両生類は四肢を切断しても元通りに再生する高い再生能力を持つ。その一方で遺伝子を体内の特定の位置で発現させる方法がなかったことが分子レベルでの研究をこれまで妨げてきた。本研究では遺伝子組換えを介した熱ショックによる発現誘導系をベースに、IR-LEGOと温冷負荷装置という2つの方法を両生類に適用することで局所的な遺伝子発現の誘導を可能にした。これにより、1細胞レベルで特定の遺伝子の機能を実証し、あるいは四肢の中である領域のみで遺伝子を発現させることに成功した。
発生生物学、再生生物学