本課題は,自然災害などによる電源喪失に対してロバストな不揮発field-programmable gate array (FPGA)を実現することを目的としている.まず,不揮発記憶素子の一種であるMTJ (Magnetic Tunnel Junction)素子を活用することで,種々のFPGA基本回路の高エネルギー効率化を行った.また,回路の内部状態をMTJ素子に確実にバックアップするためSelf-terminated機構を考案した.上記基本回路IP群をVerilog-to-routing (VTR)に組み込むことで,目的の不揮発FPGA実現およびその評価環境構築が達成された.
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