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2013 年度 実施状況報告書

REG1Aが化学放射線療法感受性マーカーとして働くメカニズムの解明とその増感誘導

研究課題

研究課題/領域番号 25870072
研究種目

若手研究(B)

研究機関秋田大学

研究代表者

佐藤 雄亮  秋田大学, 医学部, 講師 (10431628)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード遺伝子マッピング / 分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ / ストレス応答性MAPK
研究概要

本研究はREG1A遺伝子が化学療法・放射線療法感受性マーカーとして働くメカニズムの解明とREG1A遺伝子に関連した化学療法・放射線療法感受性を増感させる方法を確立を最終目標としている。平成25年度は1)cDNAマイクロアレイでピックアップされた15の癌関連遺伝子の調査、2)これらの癌関連遺伝子とREG1A発現との関連についての解析、検証を計画していた。これまでは、遺伝子データベースから遺伝子マッピングを作成し、15の遺伝子の他の遺伝子とどう関係しているかを調べた。このなかでいくつかの遺伝子が分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)カスケードと関与していることが分かった。特にREG1A導入細胞で高発現していたMKP5は下流のJNK3およびc-JUNを抑制し、抗癌剤や放射線などのストレスに対するストレス応答性MAPKを抑制する可能性があり、これが化学放射線療法に対する感受性を反映している可能性がある。このMKP5を含めいくつかの関連遺伝子の発現について複数の食道癌細胞株についてRT-qPCR、Western blottingにて調べる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

おおむね順調に進んでおり、今後このMKP5を含めいくつかの関連遺伝子の発現について複数の食道癌細胞株についてRT-qPCR、Western blottingにて調べる。

今後の研究の推進方策

他の食道癌細胞株でもMAPKカスケードに関与する遺伝子が特定された場合には、マウス皮下移植モデルを用いてREG1Aの発現と放射線感受性、そしてMAPKカスケードとそれに関与する遺伝子が放射線照射によってどう変化するのかを免疫染色等を用いて調べる。

次年度の研究費の使用計画

RT-qPCRやWestern blottingの試薬を未購入のため
今後、RT-qPCRやWestern blottingの試薬を購入する予定

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] REG1A Expression Status Suggests Chemosensitivity Among Advanced Thoracic Esophageal Squamous Cell Carcinoma Patients Treated with Esophagectomy Followed by Adjuvant Chemotherapy2013

    • 著者名/発表者名
      Yusuke Sato
    • 雑誌名

      Annuls of Surgical Oncology

      巻: 20(9) ページ: 3044-51

    • DOI

      10.1245/s10434-013-2983-9.

    • 査読あり
  • [学会発表] 食道扁平上皮癌における化学放射線療法感受性マーカーREGIを指標とした個別化治療2014

    • 著者名/発表者名
      佐藤雄亮
    • 学会等名
      第69回日本消化器外科学会総会
    • 発表場所
      福島
    • 年月日
      20140716-20140718
  • [学会発表] REGI発現を指標とした局所進行食道癌に対する手術治療戦略とその成績2013

    • 著者名/発表者名
      本山悟
    • 学会等名
      第68回日本消化器外科学会総会
    • 発表場所
      宮崎
    • 年月日
      20130717-20130719
  • [学会発表] 食道癌化学療法感受性マーカーREG1Aの術後補助化学療法における有用性2013

    • 著者名/発表者名
      佐藤雄亮
    • 学会等名
      第113回日本外科学会定期学術集会
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      20130411-20130413

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公開日: 2015-05-28  

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